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法改正の問題点について

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12月になりました。
今年は、ちょっと例年より寒いなぁと感じます(年のせいか??)。
忘年会シーズン突入ですが、体を一番に無理せずにいきましょう!

さて、

11月30日に建築士法、建築基準法、建設業法の改正法案が可決されました。
(詳細はこちらからどうぞ)

正直言って、
「ザル」に近い改正法案だと思います。

当サイトでも、これまでに一級建築士制度の問題についてはたくさんふれてきました。
(バックナンバーはこちらからどうぞ)
「問題の本質はそこではない!」
というのが、今ままでブログで書いてきたわたしの見解です。

特に、今回の改正で問題になるのは、
「構造設計一級建築士(設備設計一級建築士)」
という新たな資格の設置に関してです。

一級建築士取得後5年間の専門業務の実務経験をしたものが、
講習を受けることで取得できる資格だそうです。

今回の法改正で、一定規模以上の建物の構造設計(設備設計)には、
構造設計(設備設計)一級建築士がチェックする義務が設けられました。

これをうけて、某有力建築士関連団体で言われているのは、
「一級建築士取得後5年経過している建築家は講習を受ければ
構造設計一級建築士になれるので、従来通りの仕事ができる」
ということだそうです。。

簡単にいえば、
「構造は分からなくても、構造設計一級建築士になれちゃうから、
従来通り安く下請けしてくれる構造設計者に仕事は任せてしまおう」
ということに繋がります。

これだと、法改正は世間に対するカモフラージュにしかなりません。

これまでも、くどく述べてきたように、
某有力建築士関連団体に所属している大多数(8割〜9割)が、
「意匠系設計者」です。

意匠系設計者は、これまでの仕事の受注体系を変えられるのは、
少なからず不利益を被ることになるので、既得権益を守るのに必死なのでしょう。
(既得権益とは言っても、建築業界のベースとなる賃金が低いので
尚更必死なのだと思いますが、下請けである構造(設備)設計者は
もっと不当に低い賃金体系でこれまでずっと仕事をしてきているのです)

構造に弱い意匠系設計事務所にもたくさん一級建築士はいます。
5年以上の実務経験があれば、構造設計一級建築士にはなれるので、
自分達に最終チェック権利があれば、安く請け負う構造設計者に
従来通り仕事を投げられるわけです。

そういう意味では、
構造設計者にもプライドを持ってもらって、安く請け負わないように
してもらいたいものですが、、実態は安値合戦をし始める人たちに
仕事が集中してくると思います。
(構造設計に対するこの価値観が、何よりも一番の問題なのですが・・)

意匠設計者からの下請けではなく、クライアントが構造設計者に直接
仕事を依頼するのが一番大切なのですが、
クライアントは、構造設計に対する理解がほとんどないので、
結局は、仕事を依頼した意匠設計者からの推薦などという形になって
しまうと思われます。
意匠設計者は、安い構造設計者を選んだことはクライアントには言いません。
(デベロッパーがクライアントの場合は、別ですが・・)

この問題の解決は、時間がかかるのですが、
時間が経過するにつれて、問題意識は必ず風化してしまいます。

すべてが100%解決する方法は、どうやってもありません。

ただ、

少しでも良くなる方法として、「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」
方式は有効ではないかと思います。

SNSは、mixi(ミクシィ)などが有名です。

意匠設計者の中にも、現状を良くしたいと考えている設計者はいますので、
匿名性のある相互監視ができるシステムは有効だと思うのです。

SNS管理責任者

ユーザー
↓ 紹介
ユーザー
↓ 紹介
ユーザー

・・・

このようにSNSに参加する設計者に関しては、
紹介者にも2次的な責任のような感覚が生まれます。

たとえば、Aさんの紹介でBさんがSNSに参加した場合。

Bさん:「Aさんの紹介で参加したので、Aさんに恥じをかかせてはいけない!」
Aさん:「Bさんなら自信を持って紹介できる人物だ!」

といった、ある意味相互監視の意識が生まれるのです。
本当にミクシィは良くできてますよ(わたしも利用してます)。。

これは、設計者間に限らず、施工者(ゼネコン、工務店)などにも
参加してもらえば、
「あの設計者は良くない」
「あのゼネコンは手抜きが多い」
という発言も匿名性のもとにできるようになります。
(誹謗中傷があった場合は、管理者が発信元を特定できます)

このSNSを利用が普及すれば、
SNSに参加していない設計者(施工者)に信用がなくなり、
一般も、SNSの内容は閲覧できるようにすればとても良いのでは?
と思います。

ちょっと、思いつきに近い部分もあるので、、
もうちょっと深く考える必要はありますが、
いずれにしても現状の法改正では、ザルなのです!!

今回の内容は、また近いうちに取り上げます。

以上です。

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