2010年度 新入社員の初任給統計が発表されました。
労務行政研究所の集計(東証第1部上場企業238社)によると、初任給は,大学卒で20万5641円,高校卒で16万996円の水準となり、96.6%の企業が初任給を前年度と同額に据え置く結果となりました。
学歴別に見た初任給水準は以下の通りです。
高校卒 160996円
専門卒 173166円
短大卒 172160円
大学卒 205641円
大学院(修士) 223384円
大学院(博士) 245115円
上昇額分布
据え置き 1000円未満 1000-5000円未満 5000円以上 引き下げ
高校卒 96.2% 1.9% 1.3% 0.6%
短大卒 97.0% 1.2% 1.2% 0.6%
大学卒 96.0% 1.7% 1.7% 0.6%
大学院(修士) 96.2% 1.6% 1.1% 0.5% 0.5%
100年に1度ともいわれた世界的不況も大底は抜け出し景気も少しずつ改善してはいますが、デフレへの懸念もあり厳しい雇用環境が続いています。そのような中で、東証第1部上場企業においては多くの企業が据え置き、もしくはわずかな引き上げとなり、引き下げとなったのは大学院(修士)卒の0.5%にとどまりました。
団塊世代の大量退職と重なった2006年から世界的不況前の2008年までは企業の採用意欲も高く、据え置き率は06年 79.8% 07年 70.5% 08年 66.8%となり、初任給の引き上げ率も上昇傾向にありました。
新卒採用意欲と即戦力となるかが重視される中途採用意欲は、必ずしもイコールではありませんが、賃金上昇率は企業の採用意欲に比例するため、上昇率がアップすれば転職市場において選択肢が増えることに繋がります。
そのため、転職を検討されている方においても市場の動向を掴むという意味で、新卒に関するデータを参考にしていただければと思います。




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